松本県ケ丘高等学校 普通科 合格 Hさん

未来への挑戦ストーリー

【合格】長野県松本県ケ丘高等学校 普通科
Hさん × 井上先生

大好きな野球と両立して
高校受験を突破!

小学生の時から野球に打ち込んできたHさんは、高校受験のために中3の1学期にatama+塾に入りました。1回目の総合テストの点数に衝撃を受け、毎日塾に通うように。自分のがんばりで完結できる勉強は野球より楽と頼もしさをのぞかせながら、すぐに結果が出なくても「とにかくやるしかない」と勉強を続けました。大学受験を視野に入れながら、好きな野球を楽しめる高校生活を実現したHさんの受験期をたどりました。※インタビューは高校入学後の4月に実施しました

長野県松本県ケ丘高等学校
普通科 合格 : Hさん

長野県松本県ケ丘高等学校普通科 合格 : Hさん
入塾:中3の6月
高校:松本市立松島中学校
部活・課外活動:
野球(シニアチーム)

1好きな野球をやりながら
大学受験も目指せる高校へ

1ヶ月やってみてatama+塾へ

井上先生

今日も野球部の練習があったんですよね。おつかれさま。

Hさん

ありがとうございます。明日も試合なんです。

井上先生

それは大変だ。早速はじめましょう。今日はHくんの高校受験について振り返ります。Hくんは中2のはじめに一度、atama+塾へ見学に来てくれたことがありました。

Hさん

その時も感触は良かったんですが、最初に塾に通うなら直接先生から教えてもらう形式のほうがいいと思って、別の塾に通いました。

井上先生

中2の段階で塾を探していたんですね。

Hさん

はい、家だとどうしても勉強のやる気が出なくて。中2のときに通っていた塾は、集団授業と個別指導を半々で選べたんですが、授業の日程と野球の練習日が重なることが多くて苦労していました。野球はシニアチームに所属していて忙しかったんです。塾を休んだときは振替もできるのですが、塾の先生の都合もあって振替先の日程がかなり限られていて、なかなか調整が難しかったです。

井上先生

そして、中3の6月にatama+塾に再度来てくれました。Hくん自身はあまり乗り気じゃなかったように見えたのですが……。

Hさん

親とあまり会話しないまま、気づいたら入塾する流れになっていました。自分はよく分かっていない状態で入塾したので、入って2日でやめようか迷いました(笑)

井上先生

お父様からその話を聞いて「まだ全然こちらで勉強をしていない段階なので、1ヶ月チャンスをください」とお伝えしました。

自分のペースで、
野球と塾を両立できる

井上先生

最初は、atama+の英語・数学からはじめました。Hくんも野球をやりながら、平日は週3日、がんばって来ていましたよね。まずは最初の1ヶ月続けてみて、どうでした?

Hさん

野球の練習と重ならないように時間を柔軟に調整できたのが、かなりよかったです。集団授業や個別指導だとコマが決まっていますが、atama+塾は開校していればいつでも来れるので。

井上先生

atama+はどうでしたか?

Hさん

よかったのは、いつでもできることと、自分のペースでできることですね。単元をクリアしていくのも、ゲーム感覚で面白くて。やりにくかった記憶はほとんどなかったです。解説を見てもわからない時は、先生が気づいて声をかけてくれますし。

井上先生

なるほど。Hくんは数学がよくできるので、問題を解く手が止まっていると「Hくんができないのはよほどのことだ」と思って声をかけていました。atama+のデータがリアルタイムで見えるので、一人ひとりの学習状況がよく分かるんです。

Hさん

先生がちゃんと見てくれていたので、安心していました。

井上先生

松本県ヶ丘高校は、偏差値60を超える地域二番手の難関校です。県ヶ丘を志望したのはいつからですか?

Hさん

atama+塾に入って「目標を立てよう」という話になった時です。それまで全然考えていなくて、先生と話し合って決めました。

井上先生

Hくんの場合、野球が続けられることと大学進学の両方がポイントだったのかな。

Hさん

はい。4番ファーストで頑張ってきたので野球はやりたかったけれど、私立の強豪校に行くほどの自信はありませんでした。家族とも話をして、野球もできて大学進学も考えられるところが良いと思い、県ヶ丘にしました。自分の学力も考えて決めましたが、県ヶ丘はかなりチャレンジングな目標でした。

2苦手な科目に振り切って
向き合う

模擬テストの結果から
やるべきことを洗い出す

井上先生

中3の7月に初めて、中1からの全範囲を網羅した「総合テスト」を受けました。総合テストは6回あって、最後は長野の県立高校の模擬テスト形式です。

Hさん

5教科・500点満点のところ266点しか取れなくて、衝撃を受けました。

井上先生

Hくんのショックと焦りは伝わってきました。ちょうど、野球のクラブチームも7月で引退だったので、そこからほぼ毎日来るようになりました。前の塾でがんばっていたこともあって、英語・数学は入塾時から高いレベルでできていました。理科・社会・国語は苦手というより、覚えていないだけという感触だったので、最初のところから復習をはじめました。

Hさん

ひたすらatama+をやって、土曜日はatama+の模擬テストを受けていました。

井上先生

模擬テストの結果を見て勉強の優先順位をすり合わせることを、愚直に繰り返しましたよね。大変だったんじゃないですか?

Hさん

もともと習い事でスケジュールがみっちり埋まった生活に慣れていたので、あまり苦にはならなかったです。

井上先生

そうだったんですね。夏休みが明けてからは、Hくんの得意・苦手に合わせて、各教科の学習量を思い切って調整しました。理科・社会・国語の比重を上げて、英数2割、理社国は8割まで振り切っていました。Hくんと相談して決めましたが、実際どうでしたか?

Hさん

苦手な理社国に時間を割かないとまずい、という危機感があったので、納得してやっていました。

井上先生

苦手な科目も逃げずに向き合っていましたよね。特に苦手だった国語はどうでしたか?

Hさん

国語は読むのもつまらないし、漢字もなかなか覚えられない。今も苦手意識はあります。

井上先生

それでも毎日の漢字テストや、記述問題は繰り返し取り組んでいましたよね。Hくん、よくがんばったと思います。

2月に努力が実を結びはじめる

井上先生

野球をやっていたせいか、Hくんは体力がありますよね。長時間の勉強でも平気でした。

Hさん

野球より楽です。プレッシャーが違うので。野球はチームスポーツだから、ひとりがダメだとうまくいかない。勉強はひとりでやって、結果も全部自分に返ってきます。

井上先生

かっこいい……! 夏休みはかなりがんばってくれていましたが、夏休み明けの総合テストではまだ結果が出ない状態でした。

Hさん

総合テストは、1、2年の時のテストと形式も難易度も違って、慣れるまで時間がかかりました。

井上先生

10月の3回目でようやく上がってきましたね。363点で1回目から100点アップです。

Hさん

いつも通りにやっていたつもりだったので、点数が上がって驚きました。このあとまた、停滞期に入ってしまうのですが……。

井上先生

年内はそうでしたね。ただ、ほぼ毎日塾に来ていて、学習量は十分確保できていました。atama+の高校受験用の応用問題に全教科取り組んで、外部模試の判定が徐々に良くなっていたのも好材料でした。

Hさん

年内は受験が近いという焦りはあまりなくて、「とりあえずやるしかない」というモードでした。

井上先生

年が明けて2月、最後の総合テストで380点。過去問も2023年度分が377点、2024年度分が394点と安定して、成績は着実に上がっていきました。

3目の前の1試合を
まず勝とう

高校合格後も大学を見据えて
先取り学習

Hさん

直前は、受験当日に合わせて早寝早起きを心がけていました。

井上先生

Hくんは内申点がすごく高いわけではなかったので当日の点数を確実に取る必要があって、例年のボーダーである380点が最低ラインと共有していました。

Hさん

自己採点したら389点でかなりギリギリでしたが、合格できてよかったです。

井上先生

高校に入ってもatama+塾に通ってくれていますが、学校との両立が大変そうですね。

Hさん

そうですね。野球部は他の部活よりも練習時間が長くて、遅い時は帰宅が21時になります。

井上先生

通塾は「目指せ週3!」とは言っているけれど、実際は週1、2の時もあるね。それでもコツコツ継続して、英数を先取り学習していて素晴らしいです。学校の授業の進度はどうですか?

Hさん

めっちゃ速いです。1日で教科書は5、6ページ進みます。

井上先生

速いですね。夏休みに“貯金”をつくりたいけれど、野球の練習も増えそうだね。

Hさん

夏休みは週6で終日練習するみたいです。

atama+と学校の授業の
組み合わせで伸びる

井上先生

大学受験のイメージは湧いてきましたか?

Hさん

まだですね……。1年生の半ばぐらいには進路を決めてコース別になるんですが、最初はどの教科もがんばったほうがいいと先輩から聞きました。

井上先生

Hくんは、高校受験で同じことをやっているから感覚はつかめているんじゃないでしょうか。将来はスポーツに関わる仕事をしたいと言っていましたが、変わりはないですか?

Hさん

最近、中学の先生もいいなと思っています。自分が内申点で苦労して、疑問に思うこともあったので、自分が先生になったら平等に見てあげたいです。

井上先生

中学の先生という夢は初めて聞いたので、嬉しいですね。これから高校受験という後輩に、伝えられることはありますか?

Hさん

学校の授業はしっかり聞いたほうがいいです。理解度が全然違うので。atama+で先取りで勉強して、その上で学校の授業をちゃんと聞いて、さらにもう一度atama+で復習するとしっかり理解できます。

井上先生

その流れはとてもいいですね!Hくんの高校受験を振り返ると、まずは量を確保してがんばり続けられたのが大きかったと思います。あとは、できないことに目を向けて努力し続けられたのも合格に結びつきました。Hくん、高校に入って野球がよりうまくなっているだろうし、今とても楽しいんじゃないですか?

Hさん

いい環境で野球ができていて、だいぶ楽しいです。ずっとファーストだったんですけど、今はいろんなポジションができるように練習しています。

井上先生

野球部での目標はあるんですか?

Hさん

とりあえず1個勝つことです。上を見るよりは、目の前の1試合をまず勝っていく。

井上先生

いいですね。勉強でも同じことが言えそうです。ここから3年間、野球も勉強もがんばっていきましょう!