

未来への挑戦ストーリー
【合格】名古屋大学医学部
保健学科看護学専攻
Kさん × 井上先生
「自分で考え、やりきる力」で
夢の入口に立つ
高1から勉強をはじめとしたあらゆる活動に手を抜かなかったKさん。高2の3月に国際看護師になる夢をかなえるためにatama+塾に入りました。向上心は、頑張る原動力になる時もあれば、プレッシャーになる時もありました。それでも、今自分がやるべきことを常に考え、勉強を続けます。受験勉強を通して将来にわたって支えになる力を得たKさんの、合格までの道のりをたどります。
名古屋大学医学部保健学科
看護学専攻 合格 : Kさん

- 入塾:高2の3月
- 高校:長野県松本県ケ丘高等学校自然探究科
- 部活・課外活動:
インターナショナル部
1atama+を使い倒して
基礎固め
短期留学での出会いが進路を決める
井上先生
Kさんは、atama+塾のことはずいぶん前にテレビCMで知ってくれたんですよね。
Kさん
はい。AIの学力診断が面白いと感じて、受験生になったら行こうと思っていました。atama+では、できていないところや定着していないところがはっきり分かります。自分に合わせて学べるのはすごく効率がいいし、授業の合間でもタブレットを開けばすぐに勉強できるのがよかったです。
井上先生
Kさんは最初に面談した時に、看護師になるという夢があると教えてくれました。その夢はいつ頃から考えていたんですか?
Kさん
介護福祉士の母が「看護師さんだったら、患者さんにより深いケアができることもあるんだけど……」と言っていて、だったら私が看護学を学ぼうと思いました。高2の3月にオーストラリアへ短期研修に行った時に、ホストマザーのお友だちの看護師さんと出会って、日本人の看護師も海外で働けることを初めて知ったんです。それで海外で活躍できる看護師さんになりたいなって。
井上先生
その後を決める出会いになりましたね。志望校は、入塾した時から名古屋大学を挙げていました。
Kさん
私には弟がいて、お金をかけないためにも家から近い大学に進学しようと思っていたんです。でも、学校の先生から「自分の学力に合った大学のほうが良いんじゃないか」と助言を頂いて、名古屋大学が候補に出てきました。受験方法は、共通テストを利用する学校推薦型選抜を考えていました。
井上先生
名古屋大学の学校推薦型選抜(共通テスト利用)は、校内選考、評定、課外活動の実績、共通テストの点数と合否判定に関わる要素が多くて、他大学と比べてハードルは高いです。評定や課外活動はあまり心配がなかったので、共通テストに向けて学力を固めようということになりました。

atama+で上手に復習
井上先生
最初はatama+の英語、数学、化学、生物を取り組んでもらって、夏休み前までに全単元を終わらせることを目標にしていました。atama+はやってみてどうでしたか?
Kさん
理科や数学の講義動画がとてもよかったです。学校の授業は少しスピードが速く、理解が不十分になってしまうこともありました。そんな時にatama+の講義動画を見返すと、理解できることがたくさんありました。覚えておくべきポイントも分かりやすく、演習が豊富なところもよかったです。
井上先生
入塾当初はこちらから学習する単元を提案することが多かったんですが、受験の後半はKさん自身が自分に必要なところをピックアップしていましたよね。
Kさん
はい。たとえば化学だと、問題集をやる中で「理解が足りていない」と感じた単元をatama+で復習していました。atama+は基礎を固めるのによくて、基礎ができていれば応用にも生かせるし、共通テストにも繋がる感触がありました。
井上先生
atama+を使いこなしていましたよね……! Kさんのやる気はどこから生まれていたんですか?
Kさん
高校受験のとき、試験の手ごたえが全然なかった中で合格をいただいたので、私はギリギリで入学できたんだろうと思い、高1から勉強には力を入れていたんです。
井上先生
そうだったんですね。実際に高校に入ってみたら、成績はどうでしたか?
Kさん
勉強を継続していた結果、テストで総合1位をとれたこともありました。でも受験は全国的なレベルで点数を取れないといけないので、勉強は続けていかなきゃなと思っていました。
井上先生
そこで油断しないのはすごいですね。
2やる気と心身のバランス
を取りながら
模試の判定で成長を実感
井上先生
入塾してからは土日も含めて毎日来て、夏休み前までは4教科を毎日3単元ずつ進めていましたね。これはかなりのハイペースです。
Kさん
名古屋大学は旧帝大なので、私自身すごく気を引き締めていました。それに後悔したくなかったので、1日を振り返った時に「やり残しがない」と毎日思えるようにしようと決めていました。ただ、気を張りすぎたせいか、4~5月で体調を崩してしまって……。
井上先生
体調のことは心配でした。
Kさん
今振り返ると、負けず嫌いな部分が空回りしていたのかなと思います。
井上先生
幸い夏休み前には回復してきて、夏休みからは「共通テストAI特訓」をはじめました。これはatama+と連動している共通テストレベルの演習で、復習が必要な単元を提案してくれるため、理解の穴があるところを潰すことができます。Kさんはさらにプラスして、自分が持っている問題集もやっていましたね。
Kさん
はい。問題集は学校からもらったものもあるし、英語や化学は自分に必要なものを買って勉強していました。
井上先生
夏休みは毎日塾に来て、1日10時間は勉強していましたよね。その合間に模試も受けていましたが、力がついてきたと感じたのはいつ頃からですか?
Kさん
体調が悪かった4~5月は、模試もかなり悪い判定でした。夏休みに勉強のペースを上げて、夏休み明けの記述模試から判定が上がりはじめ、秋にはA判定まで上がって成果が出てきたことを感じました。
井上先生
かなりのスピードで理想的なラインに乗りましたね。夏休み明けから12月頃までは、共通テストの過去問集に取り組みました。また、念のため、前期試験の過去問は何年分か見ておこうと伝えました。

直前期の不安から友人が救ってくれた
井上先生
12月頃からは、受験本番に対する不安が増している様子でしたね。話せる範囲でいいので、12月から共通テストまでのKさんの心境を教えてもらえますか?
Kさん
共通テストでこのくらい取りたい、というボーダーがあったのですが、私は模試がA判定だった時もボーダーに届いていないんですね。「共通テストで得点できないと推薦も取れない」という不安から緊張が続いていて、過敏になっていました。教室のちょっとしたカツカツという音がすごく気になったりして。小学生からの友だちにその話をしたら、「一緒に勉強しない?」と誘ってくれたんです。友だちがいてくれたほうが安心できると思って、一緒に勉強するようになりました。
井上先生
Kさんはこまめに状況を伝えてくれていましたし、自分のやりやすい方法で勉強してもらうのが絶対にいいので、塾に来ない日も心配はしていませんでした。ただ、Kさんにもっといい声かけができたんじゃないかと悔やむ気持ちはあります。
Kさん
模試ができなかった時、先生から「大丈夫だよ」とたくさん言葉をかけてもらって気持ちが落ち着きました。それで最後まで頑張ることができて、先生には本当に感謝しています。
井上先生
それはよかったです。ほっとしました。
3受験にも将来にも役立つ
「自分で考える力」
面接も練習を積み重ねる
井上先生
共通テストの手ごたえについて、改めて教えてください。
Kさん
当日はなぜか眠気がひどくて……。頭がふわふわしてしまって本当に焦りました。最初の地理が終わった直後に、泣きながら担任の先生に電話したら、先生が「まだ最初だから。外の空気吸って」と励ましてくれました。
井上先生
そんなに大変な状況だったのに、自己採点したら地理はボーダーを少し下回るくらいで、数学はなんと8割を超えていました。
Kさん
自己採点の結果だけで、母と一緒に喜びました(笑)。
井上先生
本当によく踏ん張りましたよ。それで満を持して、名古屋大学の学校推薦型選抜と前期試験に出願できました。前期の対策を赤本で進めながら、推薦のために面接の練習をしました。
Kさん
学校ではお世話になった先生に片っ端から声をかけて、1日に4回くらいずつ面接の練習をしてもらっていました。
井上先生
私も2~3日に1回ぐらいやりましたね。Kさんの面接は最初から完成度が高かったです。あまりに流暢なので逆に暗記っぽく聞こえる懸念がありましたが、回を重ねるごとに良くなっていきました。
Kさん
学校の先生からも「真面目なのは伝わってくるけど、自然な感じがしない」と言われました。井上先生に「自然にしゃべるって、どうしゃべるんですか?」と聞いたこともありましたよね(笑)。
井上先生
意識して自然にしゃべるのは難しいですよね。表情や抑揚を少しだけ意識して、練習を重ねようと伝えました。
Kさん
家でも、ゲームをしている弟に面接を聞いてもらっていました。「どうだった? 今の暗記っぽくなかった?」「なかったよ」って(笑)。

やっぱり国際看護師になりたい
井上先生
推薦入試は、1次試験の共通テストと、2次試験の面接の2段階で選抜されます。1次の共通テストで合格しないと面接に進めないので、まるで試験と合格発表が2回あるみたいでしたね。
Kさん
そうですね、緊張の連続でした。2次試験のために名古屋へ行く直前も、井上先生に1時間ほど面接練習をしていただきました。試験官の先生は、私が長野から来たと聞いて「雪、大丈夫だった?」と気遣ってくれるような先生で、自然に話せました。
井上先生
それはよかったです。面接の2日後に合格が分かったときは、本当にほっとしましたね! Kさんは、これから大学でやってみたいことはありますか?
Kさん
人との出会いがすごく楽しみです。サークルは、中学でやっていたバレーボールのサークルか、好きなバドミントンのサークルに入りたいです。あと、車を運転できるようになるのも楽しみです。留学生と交流したり、国際交流活動やイベントに参加したり、留学もできるといいな。将来の夢はやっぱり国際看護師です。
井上先生
楽しみですね。これから受験する後輩に向けて、もしアドバイスできることがあればお願いできますか?
Kさん
大学受験はすごく大変と聞いていたので、ずっと勉強しなきゃいけないと思って、私はドラマを見るのもやめて、スマホもあまり見ないようにして、いろいろ我慢してしまいました。目指す目標にもよりますが、夏までに少しずつ自分の勉強のスタイルをつくれたらいいと思うので、私みたいに力を入れすぎないで体調管理しながら勉強してほしいですね。
井上先生
Kさんは心配性なところがあるので、大学ではうまく息抜きしながら生活できるといいですよね。 Kさんの受験を見ていて、やり切ることの大切さと、覚悟を決めて頑張れば力は伸びることを改めて実感しました。自分の苦手をひとつずつ潰しながら、勉強量を増やすことが合格へのいちばんの近道です。あとは、今すべきことを自分で考えられたのも良かったと思います。将来、患者さんと向き合う時にも役立つ力になるんじゃないでしょうか。Kさんはきっと活躍できる人になると思っています。
Kさん
ありがとうございます。負けず嫌いは自分を向上させられる長所だと思っていたんですが、行き過ぎちゃうと本末転倒ですよね。そこはうまくやっていきたいです。
井上先生
この大学受験を乗り越えたKさんなら、大丈夫ですよ。4月からの大学生活、楽しんでくださいね!
